ブルースリーのトレーニング理論
哲学者、俳優、思想家、筋肉作り、武道家
彼は様々なジャンルで活躍して今でも自分の地元の中華街には彼に関連したグッズが売ってあります。
今もなおマニーパッキャオと並ぶアジアのヒーローだと思っています。
そんなブルースリーの１９６８年１月のトレーニング日記を公開します。
１８６００発
彼が一か月に行ったパンチの回数
１２１回
シットアップの合計セット数
１２８回
サイドベントの合計セット数
１２９回
レッグレイズの合計セット数
９．８時間
ロードワークの合計時間
１５回
キックと柔軟性強化のワークアウト回数
５１００回
フィンガージャブの回数
２１回
前腕のアイソメトリックトレーニングのワークアウト回数
１ヵ月でこれだけボリュームのある練習に加えて弟子の指導や映画活動も行っていたのですから凄いですね。
フィンガージャブの動画
てゆーか、フィンガージャブ受けた周りはゲラゲラ笑ってるんだけど(笑)
受けた方は悶絶してるのに…。
ブルースリーの逸話
地上から高さ２．４メートルにぶらさがっている電球を蹴りあげた。
自宅に吊るしてある１３６キロのサンドバックをサイドキックで天井にぶつけてしまった。
有名なワンインパンチで相手を４メートル先まで吹っ飛ばした。
通常のプッシュアップを親指だけで行った。
両腕を伸ばして体を浮かせたVシットの状態を一分以上保持する事ができた。
白黒ですが当時の古い映像はユーチュブに残ってるようです。
ちょっと目を疑ってしまうような吹っ飛び方ですね。
また彼は体の部位で最も需要なポイントは腹部であると新聞社のインタビューで答えています。
これは武道家的な視点なのでしょうか？
彼はまた体を作る事もですが、リラックスさせる方法も研究しており、肉体と精神の関与も強く強調しています。
肉体が良くないと精神もよくない状態にあるという事だと思います。
精神状態がよければ肉体もよいという事ですね。
また自分の弟子に
スタティック・コントラクション
すなわち運動を伴わず静的に筋肉を収縮させるトレーニングをススメていたらしいです。
ブルースリーのスタティック・コントラクションとは？
スタティック・コントラクションにより、肉体だけでなく、精神も鍛えられるとリーは確信しており、動作は単純でジムに行く必要もなく、時間も取られないし、ウェアを購入する必要もない上に健康も増進させられるとリーは考えていたようです。
スタティック・コントラクションでの肉体面の効果
筋肉のリラックス
靭帯・腱・筋肉でできている心臓の強化
スタティック・コントラクションでの精神的な効果
集中力の向上
悩みをシャットアウトしてリラックスさせる
ストレスの解消
スタティック・コントラクション動作プログラム
①フル・ボディーストレッチ(５回)
両足を一方向にできるだけ伸ばし、腕をできるだけ反対方向に伸ばす。
３秒間伸ばした後に２秒間リラックスさせる。
合計２５秒
②バック・アーチ(５回)
大腿の後ろにふくらはぎ上部が当たるまで両足を曲げる。
お尻をゆっくりと天井に向けて上げ、同時にお尻の筋肉を収縮させ軽く両足で押す。
３秒間持続させた後に２秒リラックスさせる。
合計２５秒
③レッグ・テンシング(１２回)
ゆっくりとできる限り両足を伸ばし、腿の筋肉を引き締める。
完全に引き締めた状態を３秒間持続させた後に２秒リラックスさせる。
合計６０秒
④アブドミナル・テンシング
汚い表現だが、お腹を壊した時を想像してもらいたい。
その時のようにゆっくりと腹筋を引き締める。
最大に引き締めた状態を３秒持続させた後に２秒リラックスさせる。
合計５０秒
