ボディビルダーに学ぶ筋トレ
ジムのフリーウエイトゾーンには筋力を高めている人
筋量を増やしている人。
など、様々な目的をもってトレーニングしている人を見ます。
自分は筋力専門だったのですが、いわゆるボディビルダーの筋トレを観察していると物凄い高重量を扱う人もいれば、軽い重量で効かせる人もいます。
またトレーニング時間も二時間~三時間は行っていました。
中には元全日本チャンピオンもいました。
彼らに共通しているのはバーの距離をまんべんなく使っている事が多いように思われます。
リフターの場合は基本的にバーの距離を短くする事が重量アップの近道だと思っていますが、筋量アップの場合は距離をフルに使って効かせるというイメージでしょうか。
またボディビルダーの場合、体を大きくする カットをつけるといった目的をもっている為に食事の知識も豊富な人が多く、勉強になりました。
実際に間近で元日本チャンピオンを見るとデッドリフト250キロを軽々と引き上げるパワーには驚かされます。
あれだけのストロークで高重量を扱っているので大したものです。
またネックハーネスを使い首を重点的に鍛えている光景も見ました。あれを見たのは最初で最後でした(笑)
ボディビルダーはパワーがない、使えない筋肉、無駄筋だと一般の方から揶揄される事はありますが、ボディビルダーでも200キロを涼しい顔で持ち上げます。
もし、二時間~三時間もハードなトレーニングをしており、それに見合った成果が現れないのであれば、一度自分のメニューを見直してみるのも良いと思います。
軽いウエイトから重いウエイトに切り変えてみる。
食事 適切なサプリメント。
睡眠といった要素の調整に失敗してるだけかもしれません。
筋肥大にはオーバーロードが必要ですが、これを繰り返していると身体が適応してしまいます。
つまり身体が慣れてしまい、いわゆる停滞期に突入する事になります。
この停滞期はどんなに今までの事を繰り返しても打破するのは難しく、ゴールが見えない道を走っている感覚にすら陥ります。
自分の例としては
①最初50キロのベンチプレスを持ち上げられた。
②10発✕3セットを週に三回ペースで行っていると70キロまで持ち上げられるようになった。
③でもここから10発✕3セットを繰り返し行っても重量が伸びなくなった。
例としてはこんな感じです。
ここで必要なのは変化だと思っています。
物理学的には仕事量を増やさなければなりません。
仕事量=力✕距離で定義されています。
つまりこの式からではより重たいウエイトを使うか、セット数またはレップ数を増やしてみる事が考えられそうです。
実際に楽をして効果を上げられるのは初心者の頃だけで停滞を迎えるようになっては血がにじむようなメニューを行っている人ばかりです。
東京大学大学院の石井直方のダンベル50キロでの100発✕5セット法やベンチプレス世界チャンピオンの20発20セット法や補助種目で腕立て伏せ2000回などは有名ですね。
つまり、やりまくるという事です。
簡単に重量を伸ばせる魔法はありません。
ここには科学では説明できない人体の不思議があるかと思います。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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